【亀戸 船橋屋】
◆芥川竜之介の意外な顔◆
 芥川竜之介といえば、いうまでもなく著名な小説家ですが、東京は両国育ちだったことはご存知ですか?
芥川は明治25年に京橋区入船町(現在の中央区明石町)で生まれましたが、まもなく実母が発狂したため本所区小泉町(現在の墨田区両国)の母方の実家に預けられて育ちました。学歴を追うと、江東尋常小学校(現在の両国小学校)、同高等科、府立第三中学校(現在の都立両国高校)、一高、東大と進んでいます。
ところで、芥川と当店とのお付き合いは、売れっ子作家になってからではなく、それよりもずっと前、父の話によると府立三中時代からだそうです。
芥川少年は、体育の授業で校外ランニングがあると、決まって当店に立ち寄り、当時”一と盆十銭“だったくず餅を急いで食べ、また走って戻っていったというのです。そのあと、よほどのスピードで追いかけたのでしょうか。隊列にはうまく戻れたようですが、時々口のまわりにきな粉がついていて、よく先生に叱られたそうです。   今、書籍などで目にする芥川竜之介の写真は、神経質そうな顔をしていますが、少年時代はおちゃめなところもある子供だったのでしょう。それを思うと、35歳の若さで自ら命をたったことが、いよいよ残念でなりません。
くず餅
亀戸 船橋屋
●江東区亀戸3-2-14
●03(3681)2784

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