ところでこの店のお弁当の味は、「甘辛、濃い目」が身上。よく働き、よく遊ぶ江戸っ子好みの味は、いまの「素材を生かしたヘルシーな薄味」とは正反対。ところが、やっぱりお弁当にはこの甘辛、濃い目が合うんですね。
名物のメカジキの照り焼きの味付けなどは、もう感動の域に達するほど。野菜の甘煮も、こっくりと煮込んでいながら適度に歯ごたえがあって、ご飯のおかずはもちろん、酒の肴にもよく合うんです。そして、白いご飯も、お赤飯も上等!
江戸の味をそのままに、と頑固一徹の折詰弁当。ふわりとやさしい折箱の木の香りが、なによりのご馳走です。
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