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鰻蒲焼 |
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![]() 当主神田茂氏は十二代目にあたり、明神下の現在の場所に、百九十五年間十二代にわたってのれんを張り通してきた。昔から良質の鰻だけを材料とし、また代々秘伝の「タレ」を 店の宝として大切に扱っている。火事などの非常の際はまっ先に持ちだす家宝となっている。 その美味は江戸市民の絶賛をえていたばかりでなく、各大名旗本の注文も多かった。 明治の末年には、当時の皇太子のちの大正天皇が大演習御統監として仙台に御駐輦中、当時の宮城県知事より献上の品として選ばれた光栄に浴している。元老西園寺公望公、 徳川家達元公爵をはじめ、有名人多数の愛顧を得て今日に至っている。鰻の蒲焼きは云うに及ばず、割烹料理の腕前の冴え、通人間にあまりに有名である。 同店の名は、昔から多くの文献に謳われていることを敢えて付記する。 「東都のれん会 しおりから抜粋」
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