こんにちは。東都のれん会です。

2月3日は、節分。豆まきをしたり、恵方巻を食べたりと、歓声が響く1日ですね。
今月ご紹介する浮世絵も、江戸城大奥の四季を描いた『千代田之大奥』から「節分」をご覧いただきます。

大奥では、節分の行事を年男の御留守居役が担当し、「福は内」と声を上げながら大奥各所に豆をまいて回ったそうです。
画面中央に立つ奥女中が、豆の入った袋をささげ持っています。これから御台所様に節分の豆を持っていくのでしょうか。そして左側では、御留守居役が、炒り豆を畳の上に並べています。これは「万々歳」などのおめでたい文字を豆で描いているのだそう……。大奥では、こんな行事もしていたのですね!
豆まきが終わると、奥女中たちが年男を胴上げするのがお決まり。普段は男子禁制の大奥ですから、大いに盛り上がったことでしょう。
 節分の翌日は、立春。春がもうそこまできています。

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楊洲周延 『千代田之大奥 節分』国立国会図書館蔵