【第二十八回目】
ちくま味噌:鍋物にも最適の江戸味噌。歴史の老舗の逸品です

こんにちは。老舗のコンシェルジュです。寒くなってきましたね。こんな夜は温かい鍋ものなどいかがでしょうか。
といっても、今日はレストランやお料理屋さんのご案内じゃないんです。鍋物にもぴったりの、おいしい味噌をご紹介しようと思っておりまして……。
 
味噌の名前は「ちくまこぶだしみそ」。作っているのは元禄元年(1688)創業、300年余の歴史をつむいできた江戸味噌の老舗「ちくま味噌」です。
おすすめの「ちくまこぶだしみぞ」は、だし昆布で味噌を包み込んだアイデア味噌の元祖で、普通のお味噌汁なら「だし」をとらなくても美味しく作れますし、鍋に使うと、ちゃんこ鍋も石狩鍋も極上の味になるんです。簡単で、おいしくて、しかもインスタントじゃないので手抜き感がないのも嬉しいし、エコロジカルで安心。忙しい主婦の味方です。

さらに、もっとこっくりとした濃い味噌味を出したい時には「大江戸甘みそ」もおすすめです。麹の甘みがきいた深い味わいが特徴で、味噌汁の味付けが物足りないと感じた時なども、スプーンひとさじで抜群のおいしさに変身。そうそう、キムチ鍋にも、ものすごくよく合いますよ!
ぜひ、お試しを!

ところでこの店が歴史に登場する有名な店だってことは、ご存知でしたか? 赤穂浪士が吉良邸に討ち入った後、泉岳寺に向かう途中に立ち寄って、ひと息ついたのが乳熊屋、現在の「ちくま味噌」。
永代橋の東のたもとにある「赤穂四十七士の休息の地」の碑がある場所が、その歴史の地です。
いま、この場所に店舗はありませんが、討入りの日と前日の2日間だけは(12月23日・24日)、机を2つ3つ並べた露店を出して、味噌や甘酒が売られています。甘酒は、赤穂浪士たちにもふるまったのが「甘酒粥」だったという言い伝えから。
江戸味噌の老舗の味は、いまも昔も、体と心をあたためる優しい味わいです。

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