【山本山】
◆初夏の新茶、秋の新茶◆
 「夏も近づく八十八夜」と歌にもあるように、新茶は立春から数えて88日目あたり、だいたい5月初旬に旬を迎えます。古くから「不老長寿の仙薬」「無病息災目出多度の茶」として珍重され、新茶の茶摘みは日本の初夏を代表する風物詩となってきました。江戸時代には、浮世絵にもよく登場し、お弁当持ちで茶摘み見物に訪れた人々なども描かれています。
 ただ、当店では、一刻も早く新茶のあの香りを味わいたいというお客様に向けて、3月下旬から静岡産のハウス 栽培の新茶を、4月上旬からは鹿児島県産の”走り“の新茶をお届けしています。

 一方、一番遅く出る新茶はというと――。実は、山本山はブラジルのサンパウロ郊外にも茶畑を持っています。ブラジルといえばコーヒーというイメージがありますが、標高の高いサンパウロなどはむしろお茶の栽培に適しているのです。3ヵ所の茶園で栽培している茶の木は、日本のヤブキタ種で、栽培方法も同じです。
 ブラジルで新茶の摘み取りが行われるのは9月。多くは南米とアメリカで消費されますが、日本にも送られて「ブラジル新茶」の名前で店頭に並びます。

銘茶
山本山
●中央区日本橋2-5-2
●03(3271)3361

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