【12月14日は「忠臣蔵」】江戸・東京散歩

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「時は元禄15年12月14日」。毎年12月になると決まって流れる『忠臣蔵』の、このセリフ。
320年も前のこの日、大石内蔵助ひきいる赤穂義士が藩主・浅野内匠頭のかたきである吉良上野介を討ち取った事件が起き、それを脚色して歌舞伎や映画などにしたのが「忠臣蔵」です。
ちなみに、この日を西暦で表すと、1703年1月30日となります。
史実をわかりやすい年表にした『忠臣蔵年表』は、こちら!  

◎討ち入り後の赤穂義士をもてなした「ちくま味噌」が露店を出します。
https://chikuma-tokyo.co.jp/index.html
12月14日 永代橋東詰め(ちくまビル前)
吉良邸を出た赤穂義士は、ちくま味噌(当時は乳熊屋)で甘酒粥の接待を受けて一服し、身なりを整えて泉岳寺へと向かいました。ちくま味噌は江戸味噌の老舗。普段は卸売りだけで、この日のみ露店を出します。

◎ 吉良邸跡 『義士祭』と 『元禄市』https://www.1214.tokyo/
12月4日 吉良邸跡とその周辺(JR両国駅下車)
毎年、赤穂義士47人と吉良家家臣20人の供養のため、牛島神社の宮司による祝詞の奏上が行われます。吉良邸跡周辺には多くの露店が立つ「元禄市」も。2025年は12月13日・14日の2日間開催されます。

◎忠臣蔵義士行列 https://akogishi.com/
12月14日 歌舞伎座前~泉岳寺
赤穂四十七士に扮した行列が、正午に歌舞伎座前を出発。銀座、増上寺前、三田を経由して泉岳寺へと練り歩きます。泉岳寺到着は15時30分頃の予定。

◎泉岳寺『義士祭』 https://sengakuji.or.jp/
12月12日~14日 泉岳寺(都営地下鉄泉岳寺駅下車)
浅野内匠頭長矩の墓前で読経供養があります。また、境内の赤穂義士記念館では大石内蔵助義雄を介錯した銘刀「備前長船」の特別展示も行われます。